2019年に夫婦で雑貨店をオープン。私(妻)が代表の個人事業主夫婦です。
日々の帳簿付けや確定申告に必要な書類の作成は、会計ソフトで出来るので、税理士さんにお願いしなくてもいいのでは?と、自分たちでなんとかやっています。(日商簿記検定2級を持っています)
最初の2年(令和元年度と令和2年度)の確定申告は白色でしたが、少しずつ売上が伸びてきたことと、夫を専従者として給与を支払うため、令和3年度から青色申告にすることにしました。
結婚する前にもフリーランスで仕事をしていましたが、ずっと白色だったので、青色申告は初めて!
戸惑ったこともあったので、書き残しておきます。
これから夫婦で事業を始められる方や青色申告される方にも、参考になれば幸いです。
(書類の記入例など、他のサイトでたくさん紹介されている事は割愛しています)
目次
はじめての青色申告 源泉徴収編-
まずは届け出。所得税の青色申告承認申請書を提出。
青色申告をしたいと思ったら、まずは「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出。
これは、申告をしようとする年の3月15日までに提出しないといけないので、令和3年度から青色申告したいなら令和3年3月15日までに提出しないといけません。
このことは以前から知っていたので、問題なくクリアです。
そして、夫を専従者に、ですが・・・
忙しくて忘れていました。
配偶者を青色事業専従者にするのも届け出が必要!
1月〜3月、予想以上に忙しくなり、会計ソフトの仕分け入力は夫にまかせ、私はデザインと製作に追われる日々。
4月に入って少し落ち着いた頃、専従者給与のことを思い出しました。
あれ?専従者給与ってただ払うだけでいいのかな?帳簿にはどう付けるの?
と不安になって調べてみると、
「青色事業専従者給与に関する届出書」というものを提出しないといけないそうです。
これは、青色事業専従者への給与を経費にしようとする年の3月15日までに提出、とのことなので、令和3年1月分から給与を支払いたかったら、「所得税の青色申告承認申請書」と一緒に提出しないといけなかったんですね。
ただ、年の途中から支払うことになった場合は、速やかに提出すれば良し!らしいので、3月分の給料(4月支払)からにして、提出しました。
ちなみに金額は月8万円。個人事業主の専従者給与として定番の金額です。
青色事業専従者給与に関する届出書を提出した数日後、国税庁からドカンと書類が届きました。
給与所得の源泉徴収について
読む気も起こらない分厚い冊子と、なんかピンク色の伝票が入ってました。
源泉徴収についてはなんとなくわかっています。
会社があらかじめ給料から所得税を徴収して、年末に徴収しすぎた分を返すやつですよね。
会社員のころ、12月の手取りがいつもより多くなって、ちょっと嬉しかったやつです。
所得税徴収高計算書って何?提出を忘れたらどうなる?
ピンク色の伝票は 「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書 領収済通知書」と書いてあります。
どうやら源泉徴収をした金額を記入して提出するらしい?
でも月8万なら源泉徴収は必要ないはず。
うちの場合は関係ないよね?と放置。
・・・したらダメだったみたいです。
源泉所得税及び復興特別所得税の納付についてのお願い
夏頃、こんな↓ハガキが届きました。
この左側が回答用になっていました。
4月・5月・6月支払い分の専従者給与に対する源泉所得税を納付しろっていうような事が書いてありました。
そこで以前届いた書類を思い出し、冊子を読んでみたところ、
源泉徴収が0円でも所得税徴収高計算書(ピンク色の伝票)を提出しないといけないらしいです。
放置してたらダメだったんですね。
突然、難しい文面のハガキが届いたのでビビりましたが、罰金とかではないので、落ち着いて対応すれば大丈夫です。
ということで、回答用ハガキに「4月・5月・6月それぞれ給与8万、源泉徴収0円」で記入して返信。
そして7月・8月支払い分はピンクの伝票に記入して税務署に提出。
所得税徴収高計算書はダイレクト納付すれば簡単!
所得税徴収高計算書はe-Taxでダイレクト納付(電子申告)できるので、9月支払い分からは ダイレクト納付することにしました。
ただ、そのために「ダイレクト納付利用届出書」を提出しないといけません。
いつも思うのですが、電子申告するための届け出を書面で提出するって変な話。
日本のデジタル化の遅れを痛感します。
所得税徴収高計算書は、半年ごとにまとめて申告もできるようですが、忘れそうなので毎月しています。
これで専従者給与と源泉徴収についてはもう大丈夫!
と思っていたら続きがありました。
続きはこちら↓年末調整について。